楽待からの取材2本
- 中沢
- 9月14日
- 読了時間: 3分
偶然もあって、不動産を扱うポータルサイト内のメディアである楽待新聞より2本の取材を受けました。1本が某テーマで動画の撮影が行われました。もう1本のテーマが、不動産を辞めた理由。
よくあるテーマだとは思いますが、そうしたことは改めて聞かれないと、考えないものですね。
以下のようなことを答えていました。
不動産には楽しさを求めない一方で、経済合理性を求めていました。
その経済合理性が年々厳しくなり続けていることに加えて、気分が悪くなることが継続してきたので、不動産投資を拡大する意欲が失われていきました。
項目別に列挙すると…
★物件価格の高騰;何年も連続して、利回りが全体的に低くなっている
★銀行の姿勢の変化;どんどんシビアになっていく。まるで自分が悪いことをやろうとしていて銀行員に咎められている気分になってくる
★金利の上昇;気が付けば変動金利で借りたローンの返済額が万単位で上がっているのを発見するようなことが何回もあり、契約が実行されているだけとはいえ、気分が悪くなるようになった
★参加者の増加;統計を見たわけではないが肌感覚として参加者が増えているように思うので、競争が激しく。良いかもと思う物件はすぐになくなる
★コストの増加;クリーニング関連や修繕も、すべて値上がっている。時代の流れとはいえ、業界全社が談合して積年の恨みをぶつけているような、被害者めいた感覚になる
また、最後にマイルールを破ってまで買った狭小部屋の物件は、当然利回りは良い(エリアとしては4-5%ほどのところ、6%以上)のかもしれないが、聞きしに勝る退居っぷりでした。
退居が起きるとクリーニングと原状回復で管理会社や工事会社と交渉したり、入居募集でなかなか決まらないかなとやきもきしたりして、ストレスが多いです。クリーニングも値上がっているので比較的きれいな状態の場合は自分でクリーニングをしているものの、暑くてイライラすることも、萎えた要因の1つです。
また本業で今までと少し違うことを始めよう(業績が悪い、事業承継に困っている零細事業者のための投資ファンドの本格組成)と考え始めたときに、現状のケア(入退去の処理)だけで精一杯ではないかと思いました。
最後に「それでも他の人、とくに会社員に不動産投資を勧めるか?」と聞かれ、そこは即答で「勧めます」とは答えました。理由としては、副業の観点で見た場合に、相対的な魅力が下がったとはいえ、依然として会社員にとってはとても相性の良い事業だとは思うからです。
そんなようなことを答えていました。果たしてどんな記事になるのか楽しみです。
その前に動画がアップされるようですが、そちらはもっと楽しみです。

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