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店舗M&Aという名の、ただの「居抜き物件」

  • 中沢
  • 3月22日
  • 読了時間: 2分

個人M&Aが安定的に盛り上がっているようです。小規模事業者の売りと買いをマッチングさせる掲示板・サービスも増える一方です。

少し前から、店舗のM&A案件が多く掲載されるようになっています。

この件で先日、興味深い案件があり、話を仲介会社に聞いてきました。


……話を聞いていると、内容はいわゆる普通の「居抜き物件」の不動産仲介と同じ話ではないかと思えました。

そこで、


「これ、店に働く人材も現在はいませんし、店舗のM&Aと言っていますが、ただの居抜き紹介と何が違うのでしょうか?」


と尋ねてみました。続けて、


「居抜きの賃貸契約ならば業界規定の不動産仲介料を支払うだけで済むのに、これだと皆さんへの仲介手数料としての設定で、50万円以上余計にかかるのではないですか?」と。


すると相手は、

「はは。さすが…」「そうなんです、ただの居抜き紹介なんです」

と。。



「ではなぜわざわざM&A仲介と言っているかですか? ご指摘のように、手数料がたくさん取れるからですよ」

と、そのままあっさりと認めました。


「え? そんなあっさりと……ということはなんですか?? 情弱や脇の甘いヒトからたくさんカモるためということですか?」「そうした初心者がスモールM&Aの世界に増えてきているから、その匂いを嗅ぎつけたということですか?」

と突っ込むと、


「そこまではストレートに言いませんが……まあそうです」

とのことでした。


退職金を使って店舗を運営してみようと考えているようなかたは、十分にお気を付けください。

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