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中沢

中小企業が泣き寝入りするしかない「M&A仲介業者」の「塩対応」が招いた悲劇

更新日:2021年9月19日

言いたいことは正確に言えば「中小企業が泣き寝入りするしかない「M&A仲介業者」の「手数料の両手取り」が招いた悲劇」でしたが。


テレビCMまで流れるように、M&A仲介会社が大なり小なり伸びています。マーケットが少し前まではごくごく限られていたのに、毎年何倍にも伸びているので必然的に皆が儲かっているのでしょう。

しかしその儲けの影には、何十年も事業を頑張ってきた人が足元をすくわれるような形で最後に可哀想なことになってしまっている事例がたくさんあります。

実はこうした仲介会社の問題点について筆者は中小企業庁にヒアリングを受けたこともあり、実例を交えて熱弁しました。悪の根源は「両手取り」に対象企業をはめ込んでいることにあるので、不動産仲介の業界のように規制を入れるべきだと主張してきました。

同じ会社内で売り手担当と買い手担当を分けているので両手取りの悪い側面は排除していると言っても、同じ価値観(自分たちの利益しか考えない)で集まった面々で運営する以上はあまり変わりません。


筆者にとってはあまり関係ない話なのかもしれませんが、一度、会社を売ろうとしていた高齢のオーナーが仲介会社のセルフィッシュな対応によって時間だけが浪費され、そのまま無くなってしまった例を目の当たりにしてから、事業承継が国の課題だと言ってる割には整備が進んでない仲介の取引ルールについて疑問が拭えなくなりました。




【*】会社・事業の売却を考えているけれども、初めてのことでよくわからないというオーナー様はお気軽にご連絡ください。投資ファンドに10年以上在籍していましたのと、個人でもM&Aを経験していますので、最大手からベテラン個人まで仲介会社との付き合いもあり、高く売却するコツもアドバイスできます。

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