久しぶりに『現代ビジネス』に新しい記事がアップされました。実際に私が聞いた複数のエピソードをもとに書いています。
元々法律がそうなっていることに加えて、「今までそんなタフな経験をしなくても済んできた」ことから、わりときちんとした会社ほど「働かない(正社員の)おじさんを過剰に守るが、同じ部署の真面目に働くパートタイマーや派遣社員はあっさり見捨てる」ということは頻発していました。
コロナになってさらにその傾向は加速したのですが、その理由の1つに、本来は個人を救済するための国の措置が格差を拡げるということに作用してしまうという皮肉があります。
私は以前経営者をしていた会社で、赤字の工場を黒字にしなければならないという状況で、周囲から見ても明らかにダラダラとして前向きでもない正社員に全員辞めてもらって、生まれたタイミングが不幸だったために新卒から派遣社員として働いていた20代の人たちを全員社員になってもらいました。
人数は半減して生産性は向上するという状態にあっという間になり、退任する時にはその時に社員の人たちが涙を流して感謝の意を話してくれました。そんなことは今後さらに起こしにくいのかと思います。
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